FUJILOG

見た、聴いた、触れたこと。 動かしたもの、書いたもの。 ウェブとリアルの備忘録です。

イベント参加録 アクセンチュア流セキュリティワークショップ

セキュリティ業務系のワークショップがあるとのことだったので参加してきました。
そういえば「王様達のヴァイキング」ってハッカーが主人公で好きな漫画です。
 
 
タイトル:「アクセンチュア流!セキュリティ課題解決に必要な分析力と技術力の活かし方を体験するワークショップ」
開催日時:2017/01/14 13:30-17:00
主宰:アクセンチュアセキュリティ
 

コンサルタント:藤井さん
 
セキュリティ業界で起きていること
 

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JPN:気にしていること
 サイバーアタック
 自然災害
 
Global:気にしていること
 雇用
 エネルギー
 
ここに差異がある。
日本にはセキュリティ対策が必要という意識はあるが…。
意識はあるが、予算が割かれていないという現状。
 

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5000億円相当が国内情報セキュリティサービス市場
 
セキュリティ
 モノが多い?サービスのほうが大きい?
 合計で9000億円市場
 システムインテグレーションの(導入設計、運用ほか)
 
セキュリティ保険の市場
 費用試算ができるようになっている
 保険に任せてしまう判断もある
 
マネージドセキュリティサービス
 機器、とその運用でマネタイズ
 
日本はセキュリティ後進国
 決められたことをやる
 それ以上はやらない、踏み込まない
 ニーズあってもやらない、そういうサービスが出てこない
 ※ドイツも同様の傾向あり
 
世界に比べて日本の費用は少ない
1企業あたりはグローバルの半分くらい
 

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国内セキュリティ人材不足
 現状、ユーザー、ベンダー合わせて40万人程度が必要
 
推計値
 2016年
  132,000人(不足)
  240,000人(ユーザー)
  4200人(提供、エンジニア)
 
 2020年
  193,000人(不足)
  315,000人(ユーザー)
  56,000人(提供、エンジニア)
 
海外
 自社開発するのが多いため、自社内でセキュリティも兼務
 
日本
 自社で賄う、2〜3人はいる傾向
 自社のこととして捉えているため、基本的に外注しない
 
オリンピックへのセキュリティ投資も増えている
監査、検査、コンサル業の不足が多い
 
ネットワーク負荷からアタック検知も。
 

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# スライド
1:増え続けるをリューション
2:難化するトリアージ
3:追いつかない人材供給
 
今)困難化:攻撃者がプロ。政治犯も出る。
昔)ウィルス。愉快犯が主だった…。
 
ログ収集、トリアージのツール。Sandbox, SIEMとか流行り。
  
ツール入れた、がルールが不在などの実態ある。
優先度づけの支援とかする。
現場のしわ寄せ。
犯罪化の可能性ある
危機感ある。
 
セキュリティ変革
 境界だけ抑えるのでは不十分。
 
ランサムウェアが流行った。
 ユーザーが開く。
 勝手に文書が暗号化される。
 解除には課金が発生する。
→ネットの入り口を塞ぐだけでは対処正しくない。
 

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ROI(投資効率)
 コストがゼロなのが最高だが…何もしない訳にもいかない。
 現状:都度対応、守りが受け身。
 
ヤバいものには対処する = エンタープライズフレームワーク
ユースケース洗い出しが大事。
 
Accenture フュージョンエックス社を買収
 シミュレーションサービスも提供
 リスクの識別
 
対、攻撃手法の洗練。
 
セキュリティ
 勉強する
 アナリティクスで改善できるかもな期待
 
人手をかけないサービスの需要が求められる。
 

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特定サービスに依存しない
 どう使うとどうなるかを考える知見ある。
 
成熟アライアンス
 BLUE COAT
 

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アクセンチュアセキュリティ
 ホワイトハッカーとの協業
 C SIRT組織設計
 Hot Topic: IoT/Fintech
 ※一気通貫でやってます
 
新テクノロジー推進するのは別組織
 アクセンチュアデジタルが担当
 
 

ワークショップ
 

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背景
 Connected Vehicleをアクセンチュアデジタルが企画
 自動車の乗っ取り
 CEOがCISOにセキュリティリスクを報告指示
 
提案内容
 CISOの責任問題
 道の領域、社内のみでは不安
 外部専門家への痛い
 
問い:
 ・Connected Vihcleの脅威は?
 ・対策は何する?
※CISOだけでなく、COO・CEOが安心してコンセプトにGo出せること。
 

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イメージ映像(企画提案資料が動画でした ※映像に日本語スクリプト付きで提案)
 
Connected Vihcleの特徴
 ハンドルなし
 ブレーキなし
 移動体通信システム
 アプリケーション
 車載エンタメ
 
 オンデマンドサービス
 生体認証
 音声対話
 
 交通情報網リアルタイム
 駐車場駐車不要、帰宅時に送迎完備
 新しいLife Styleの提案
 

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今回チームごとに一つのユースケースについて検討
 ・自動運行
 ・移動最適化
 ・保険追加契約等、OnDemannd
 ・IoTデバイ
 
経営陣の意気込みを聴く
 いろんな立場の声がある
 
CEO(デビッドさん
COO:革新的
CISO:保守的
 

 
ワークショップ内容
 
脅威の見つけ方
 前提:開発時点、企画段階ということ
 
 決済情報関わる
 内部犯も脅威のひとつ
 提携先など
 
CISO
 漏れがないように。
 機能ごとに。脅威を出す。
 
3大脅威について
 1:情報漏えい
 2:改ざん
 3:サービス停止
 
ユースケースの「機能」を洗い出して、マトリクス組んで抽出
 
・情報取得
・比較
・通知
・意向確認
・締結(確認)
・全体
 
各脅威に対して、対策を組み合わせる
1 通信暗号化
2 セキュア認証
4 システムセキュア化(ミドルウェア、バッチ)
5 運用ポリシー(ロギング、監視設計、SLA締結)
6 サプライチェーン監査(製造工程)
7 複数段階認証
8 HW/データデンター冗長化
9 IPS/IDS/CDNの導入
 
※業務では、このユースケース洗い出しの後、リスク評価の工程を行うとのこと。
 

 
他班
・PCでやる対策を車載デバイスに行う
 
アウトソーシングをうまく使う
対策チーム
 
・自律運行
 のっとり
 身代金
 
 連携の接続ポイント
 侵入経路(カーナビ、USB、…
 多段認証
 車側のSandboxを用意して、検証後、本番実行する環境をつくるとか
 セキュリティパッチの自動Update(IoTだと大事)
 
 一言でいうと:ひとの命を守る
 
データ改ざん
 困るもの
  位置情報(クルマ)
  運行情報、交通ルールデータ(一方通行とか)
  渋滞情報
  支払情報
 
 対策
  通信経路の暗号化
  認証(発信元)の確認、パスワードソルトの適用
  
 改ざんされた場合
  システム冗長化(運行情報を複数サーバから受け取って情報の正確さを担保する)
  変更情報の通知、検知
 
 GPS(位置情報、時差、)の改ざんは大きなテーマ
  USAの軍事衛星は先行例あるらしい
 
交通制御システム
 安全な走行が可能なもの
 
 脅威
 ・クルマの暴走
 ・システムののっとり
 ・一般車との差異
 対策
 ・通知
 ・多重化
 ・バイオメトリクス、物理キーとの二重化
 ・IDSによる通信抑制
 
他要素認証は大事
 
安全面
 付加価値
 クルマの問題点 
 
情報の整合性
外部制御(のっとり…
 
複数情報
 情報制御(複数箇所からデータ取得する)
 
暗号化、防御システム
動物センサー設置とか
文化価値を照合
 

アクセンチュア提案の場合…
 

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検討アプローチ
 
脅威識別
 企画◯◯◯に特有なユースケースは何か?
 最新攻撃手法は考慮されているか?
 連携先が求める特有の要件は何か?
リスク評価
 脅威から想定されるリスクはどう評価されるか?
 技術的対策だけでなく、運営上の考慮点は何か?
リスク対策の定義(AsIs/ToBe)
 あるべきセキュリティの姿に必要な対策は?
 その対策で責任ことなるCOO/CISOが許容可能なリスクとなるか?
 利作に必要な予算はいくらで、誰が確保するか?
継続的改善に必要な取り組み
 適切なリスク対策を継続的に運営する仕組みは何か?
 その仕組の運営には誰が参画する必要があるか?
 
 
脅威検討例
 1:主要機能リストアップ
 2:企画◯◯の想定脅威
 3:リスク評価項目
 
Connected Viecle
 Linuxである。PCと同等のリスクがある。
 
対策の情報を集めるにあたって…。
 技術的な有識者が世界のどこかにいる。
 コンタクトをとって、ツールや方法論をキャッチアップする。
 
セキュリティコンサルタント
 5,000人以上のアクセンチュアプロフェッショナル
 
各拠点
 ワシントンDC
 マニラ
 
エンジニアリング
 セキュリティ・コンサルタント
 セキュリティエンジニア
 これらは異なるもの
 
大事なこと
 アプローチが大事、ユースケースの洗い出し
 テクノロジー入れるだけではダメ、運営体制も大事
 作って終わりでない、不要であれば破棄可能な状態になる
 外部委託先の情報も観るべき
 
 
参考:
 書籍「スノーデン」
 CISCOルーターNSAを積んでいる
 世界中の通信傍受が可能
 →2017年1月に映画公開
 
 
以上。
 

Dash前の踏み込み段階

商品到着のご報告。

 

Node.jsと"node-dash-button" libraryでボタン押下イベントをハンドリングするみたいなことを試したかったのです。

qiita.com

 

縦6cm、横3cm、厚み1.5cm。

このサイズなら冷蔵庫あたりに複数貼り付けていても、邪魔にならないサイズ感です。

 

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そういえば2016年末、バズっていた記事もメモがてらに転載します。 

ハード屋とソフト屋の思考の違いの着眼点。

 

medium.com

 

Amazonの脅威は、プラットフォーマーがビジネスモデルから逆算してデバイスを売るという戦略とのこと。

低関与商品の位置づけを、広告からAmazonマーケットプレイスに置き換えるもの。言うなれば広告殺し。

 

2017年はIoTとマーケティングの実験時代。

新宿三丁目 立ち飲み日本酒BAR 酛(もと)

会社からの帰途。

ふらっと立ち寄りたくなる場所のひとつに「酛(もと)」というBARがあります。

https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13111891/

 

長居するでもなし。一人でふらっと入れるのが良いです(※最近店内満員のこと多いですが…)

 

会ったことのない銘柄探しという楽しみ方。

 

リストのなかの好みは、而今。次いで上喜元、飛露喜。

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たまの贅沢です。 

 

2016年の振り返り

 

画像とともに振り返る2016年。

 

2016年1月。アクセンチュアのUXのワークショップ。
体験のデザインというワークは初めて。
 
当初、このイベントはUIデザインのみスコープとして扱うものかと想定していたのですが、コンサルタントの視点にたって企画から提案まで問題解決を行うというものでエキサイティングでした。
 
そういえばこのワークショップ前後で、戦略コンサル企業が国内の広告代理店と衝突していく流れになっていること知りまして。ちょうど時代の変わり目なのですね。
 
 
春頃。dotsイベント「デザインの作り方」。
これは事例紹介が中心でした。
 
既存のゲームやイベントに、技術的、デザイン的な新しい要素を採り入れる。そこに価値が生まれる。
昨今のVRについても、徐々にサービスが立ち上がっていることと通じるものあります。
 
 
夏。はじめてのAirBnB
リーズナブル、贅沢な空間。そして宿舎近辺はなにも設備がないという環境。
こういう施設も出てきているのだというのが新鮮でした。
 
言葉だけ知っていても、自身の体験に落とし込まないとわかったつもりになってしまうので怖いなと。
 
 
秋。水道橋のチームラボにて、Kinnectを使用したゲーム開発イベント。
 
最終評価の段階で、子どもが最も喜んだものが優勝というもの。
彼らは全力で取り組むのである程度耐久性が求められること、それとすぐ飽きてしまうのでリアクティブな要素を体験に組み込むのが大事なの痛感しました。
 
 

AWSのServerless(サーバレス)サービスのワークショップにも参加。

日本のそれは、USAから2年ほど遅れている現状との指摘もあるとのこと。
 
既存のサービスの置き換えにしても、新規事業にしても、クラウドを使うことで価値を出せるのはなんだろうという意識、大事ですよね。
 
 
 
 
 

冬。dotfes 2016。
CyberAgent社がエンジニアとデザイナーの価値を高める取り組みを、4年かけて積み上げてきたことに衝撃を受けました。

開発をオフショアないし完全外注体制からの脱却。社内に知見を貯める制度の構築。
勝てる組織の経営判断といいますか、変われる組織というのが脅威ですね。

 

 

 
最後に下記は、年末のUX関連のイベント。
IMJ流体験デザイン講座の最終回だけ参加。
 
誰かの不満を解消する。かつその手段は問わずといった条件下の考察は、悩ましくそして楽しいものでした。
UXに投資しない。それが価値あるものであることが伝わらないという点が、海外との明らかな差だとのこと。
 
 
 
振り返りは以上。
総じて、UX周辺に関心高かった気がします。
 
2017年も、気になることを追っていくスタンスで、手を動かしたり、各イベントで情報集めようと思います。
 

渋谷dotfes2016 補足編

CyberAgent佐藤さんの講演は非常に学びが多いもので、資料公開を首キリンにして待機していた…のですが、しばらくしても出てこなそうだったので当日撮った写真を補足として載せます。
先日書いたブログの方に、講演内容のテキストを載せているので適宜見てください。

※なお、部分的に公開されているものはありました。


dotFes 2016。

CAのこと、まずは社則の紹介。
この項目に「クリエイティブで挑戦する」を追加するまで4年間頑張った話し。
 
実践したことは経営陣とのGive&Take。このKPIを達成したからこういった社内制度を取り入れたいという提案を徐々に推し進めていった。
 
 
 
 
  1. CAとは
  2. CA流のモノづくり
  3. インハウスデザイナーに求められる役割



 
 
デザイン思考の捉え方。美大出身者であれば黒炭の白黒描写で黄色いレモンを表現できるがエンジニアにとってそれはツライ。
 
 
 
エンジニアもデザインを学ぶ時代。それがデザイナーとの成果物への共通理解を深める。
 
 
 
CAではそれを実現する職種を「テクニカルクリエイター」と位置づけている。
 
 
 
なのでエンジニア含めてアニメーション研修もあると。
 
 
 
 
佐藤さんはDNP在籍時代に「妥協に感動は無い」と教わったとのこと。
 
 
 
インハウスデザイナーとは。制度やサービス各事例をもとに説明。
 
 
 
 
制度紹介:「デザイナーロワイヤル」
社内メンバーで架空サービスに対して侃々諤々するというもの。ノウハウの蓄積の仕組み。
 
 
 
 
 
モックアップを作成して、デザイナー・エンジニア間で議論する場(Tech Lab)もあり。
こうしておくと、実装工程で成果物のイメージがしやすくなる。
 
 
 
 
 
 
 
Ameba Ownedの事例
 
コンセプトは、社長の実家の母でも簡単にWebサイトが作れるようになるサービス。
 
デザイン設計当初は、機能を盛り込みすぎていたので、簡便さ追求してブラッシュアップ。
 
 
 
 
 
 
 
AbemaTV事例
 
順にWeb版、スマホ版、タブレット版。
当時はFlashやPixateで動的なモックアップを作成していたとのこと。
実際にTVアプリとして使用した場合の体験設計にも注力。
 
 
・Web版
 
 
 
スマホ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以上。
 
モックアップに制作コストをかける。
エンジニア、デザイナー間のプロダクトへの共通理解を深める。
社員の人材価値向上のための制度をつくる。
…等々。
 
CA社には社内にナレッジを蓄積する仕組みやモチベーションを上げる制度ができていて、社員層の厚い会社であることが分かりました。
 

理科大学 Advent Calendar 2016 第9日目「OK科のOBがWebエンジニアになるまでの話し」

応用化学科2007年卒の者です。神楽坂キャンパス出身です。

Qiitaアドベントカレンダー眺めていたらたまたま枠が空いていたので、気まぐれに投稿してみます。

TL;DR



2007年といえばもう10年近く前になるのですね。おっさんの独り語りなので気楽に読み流してください。

略歴、学部生のときはプログラムを書いた経験なし。新卒入社後、初めて書いた開発言語はVisualBasicScript。

迂闊に書いたスクリプトWindowsレジストリを壊してOS動かなくなったのは苦い思い出です。システムエンジニアからWebエンジニアになっていまに至る、と。

振り返ると、当時流行った梅田望夫さん著書「ウェブ進化論」に触発されて、システムエンジニアを志望しました。
そのときアタマにあったのはエンジニアになりたいの一心で。


悲しいかな、SIer所属のシステムエンジニアとスタートアップのWebエンジニアとは似て非なるものなのですが、その頃は知る由もないのでした。

(※開発思想の相違なんかが最近明文化された感じします、エンジニアの認知度だとドラマ逃げ恥の影響凄いですよね…)


団塊世代退職を見越した新卒売り手市場(だったらしい)で、手を挙げれば情報系の経験を重視されずにシステムエンジニアになれる雰囲気があったのですね。

一般にSIerと呼ばれる資本力があるようなところが大量採用していたようで、その流れに乗ったような具合です。

テスターとして入ってExcelでテスト直交表をつくったり、納品用のPCを大量にセットアップしたり。
ひとつのプロジェクトに20人くらい集められて、3ヶ月から半年くらいのスパンで新しい業務へみたいな世界。


趣味でPHPスクリプトをいじったりしていたものの、業務ではWeb技術に触れる経験も少なく。外界の情報はネットから仕入れるだけといった環境でした。
RSSリーダーが流行っていて、はてなRSSを200個近く登録して必死で情報を追っていた頃。

ネットに張り付いていると、東京のそこかしこで面白そうなイベントは開催されているのですね。昔のものですが個人的に推しイベントは下記のもの。

 

いまもし自分が学生だったら、気になる技術を見つけてdotsの勉強会行ってみたり、StartupWeekendとかMashupAwardとか出てみたりしていると思います。


そんな頃合いで、2009年にシリコンバレーツアーが開催されるというので参加し、情報技術が花形とされる文化を目の当たりにしました。現地で活躍しているエンジニアいわく、技術があれば海外でも飯が食えるという。

定年まで1社で勤め上げるというイメージは、それらで情報を仕入れていく過程で崩れていきました。


さてはて、新卒入社から3年も経つと、高校同級生の友人が知人と起業するというので乗っかってみることに。

キャッシュが無いので昼は光フレッツの営業、夜は帰って自社プロダクトの開発の日々。
半年くらいで根を上げてしまい離脱。
その後、1社ソフトウェアベンダーを挟んで、いまのWebベンチャーへ転職。

なぜこの段階でWebを志望したかというと、本に書かれた世界に行きたかったから。その技術を身につければ、世界が近くなるから。


採用前の裏話として、いざWeb方面に行くべと思うも、Webの経験はプライベートしかない。ソフトベンダーではDelphiという言語を使っていたので、これもまたWeb実績にカウントされない。

そこで事前の対策として、mixiOpenSocialの仕様を読んでPHPソーシャルゲームアプリを作ってみたり、出てきたてのGoogleAppEngine上にJavajavascriptでWebアプリを作ってみたりして、面接に望むなどしていました。

デザイナー職では過去制作物をまとめたポートフォリオの提出などあると聞きますが、エンジニアも同様、レンタルサーバを借りて自身の作ったものを見せられたほうが良いというよくある学び。

いまの会社ではWeb技術をふんだんに学ぶことができてハッピーな感じです。めでたしめでたし。


最後に。現在うちの会社でも新卒採用しているのですが、学生時代に何を作ったか、どんな成果物があるのかを問いたりするので、就職したらすぐに手を動かしたいベンチャー志向の学生の方にはウェルカムな環境です。

ただ、自分のように学生の頃に何もしてこなかったけど、エンジニアになってみようかなという気持ちがあれば、まずは間口の広いところから入ってみて、技術の海に潜ってみるのもありなんじゃないかなと思います。

いじょ。

あなたに使えるUXデザイン入門 by STANDARD & IMJ

ワークショップに行ってきました。

UX、デザイン思考、サービスデザインのための「あなたに使えるUXデザイン入門」
https://uxd-hcd-waiwai-cafe.connpass.com/event/44108/
2016年12月3日(土)13:00-18:00


※追記:講義資料公開されました

UXって単語はイメージ先行して、必要そうなのだけどまず何から始めたらいいかわからず。

その一方で、そのデザイン手法を言語化・社内浸透させてビジネスに活かしている企業も出てきている昨今です。
 
UX探求、といいますか自身のUXへのモヤモヤ感解消のため、参加してきました。
※なお、このイベントは全5回構成。最終回からの初参加回といったハードルはありましたがどうにかなるものです。
 
なお、イベント開催にあたり、

※イベント内で得た情報を口外しないことを条件でのご参加となります。

ということなので、参加してみての所感中心に残します。
 


ワークショップは2部構成、それぞれ50分ごと。
 
1部:現状理解→社内導入シナリオ
2部:1部の情報を上司提案
その後、各チーム発表とメンターからの総評。
 
という流れでした。
 
前ワークショップで洗い出したUXデザインに関心ある層のヒアリング内容をそれぞれ付箋紙に落とし込んで、1枚の模造紙上に貼ったものが、現状理解の前提として用意されたものです。
 
そこの100枚相当ある付箋をカテゴライズするのが大変で、結局50分で完遂できず…。
反省点としては、序盤の時点でカテゴリーの粒度を大きくしたところまでは良かった。
 
が、その次の段階で、中程度の粒度のカテゴリーを細分化した上で、さらにカテゴライズするのが難しかったといいますか。。
どういった尺度で考えるとカテゴリーを切り出しやすかったか悩みました。
 
その後、上司役へ提案するための「仮説ステートメントを作成。
仮説ステートメントとは、以下内容を1枚のA4シートに収めたものです。
  1. 誰に対して?
  2. どのような仕組みor機能で?
  3. なにを実現できる?
  4. その結果、どの指標をもって効果が測れる?
作成にあたり、とにかく枚数を出すのが大事。でも実現しやすさ、小さく始めるられることも大事というのが学び。
 
ここで求められるのは、誰に対しても利用可能な抽象化された汎用プランではなくて。
 
ターゲットの悩みや困っていることをヒアリングの事実を基に仮定して、それを解消する仕組みを用意することで、継続的に改善できるシナリオを作ることでした。
 
このあたりについては、口外できない内容として、現場のお話もありました。
 
最後に新刊案内がありました。
UXを学ぶ緒として後日読みます。
 
以上。
 
 
参考図書